大会長挨拶

日本NP学会第11回学術集会
大会長 横山淳美 

ご挨拶

謹啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は日本NP学会にご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 この度、日本NP学会第11回学術集会を2025年10月25日(土)と26日(日)に開催する運びとなりました。謹んでご報告申し上げます。

 本学術集会のテーマは“遊-ともつくり-”といたしました。「遊」という漢字は、「旗がはためく様子」と「行く」という意味を持ち、診療看護師(NP)の実践における柔軟性と進取性を象徴しています。風にはためく旗のように、私たちの自由な発想が広がり、新たな地平へと進む創造的な実践知の探究を表現しています。また、”ともつくり”には、患者様やご家族との信頼関係づくり、多職種協働実践、次世代を担う人材育成など、「共に創り上げる」という思いを込めました。本学術集会が、皆様の知見や経験を分かち合い、エビデンスに基づく実践による知見の創出と体系化を目指す場となることを願っております。

 会場となる島根県立大学出雲キャンパスでは、1996年の開学以来、看護学と栄養学の専門教育を通じて地域医療の発展に貢献してまいりました。「地域とともに歩む」という建学の精神は、本学術集会のテーマと深く響き合います。また、島根県は、高齢化・過疎地域における包括的な医療提供体制の構築に先駆的に取り組んでおり、まさに診療看護師(NP)の新たな可能性を探究する上で最適な開催地です。開催時期の10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれますが、出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ばれます。これは、日本全国の神々が出雲大社(いづもおおやしろ)に集まるとされるためです。神の国・出雲の中心的存在の出雲大社や出雲そばなども是非お楽しみください。

 本学術集会では、特別講演、教育講演、シンポジウム、一般演題(口演・示説)など、国内外の最新知見や研究成果を共有する様々な企画をご用意いたします。

 本学術集会が、皆様の実践・研究活動の更なる発展の契機となるよう、現在、鋭意準備を進めております。出雲でお会いできますことを企画・実行委員一同楽しみにしております。

謹白

2024年12月吉日

日本NP学会第11回学術集会
大会長 横山淳美
中国・四国地方会会長 診療看護師 (NP)
島根県立大学看護栄養学部 講師

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